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エルミア島について

エルミア島マップ2020-02-17.png

map: Wesnoth Map Editor

 

 

エルミア島 (Elmir Isle)

 非魔法族からは完全に隠されている島で、多くの魔法使いたちが暮らしている。島自体が魔力を有するため、精霊の隠れ家の多くがこの島周辺に存在するといわれている。

 非魔法族による魔法族の迫害を予知した人々が非魔法族が棲む地域を離れ、この島に身を隠したのが始まりだという。

 現在ではエルミア島の住人は、ブリテン諸島からの移住者が最も多くなり、広く使用されている言語も英語(の方言)となっている。

 

 迫害を逃れた非魔法族生まれの魔法使いが多く暮らすこともあり、魔法族生まれでない者を差別する〝純血主義〟を持つ者は他の地域より少ない。

 しかしこの地域であっても、ハーフヴァンパイア、半巨人、半精霊、獣人といった半人間 (half-human) や人狼といった存在を差別する者は他地域と変わらず多くいる。

フィリエンドール地方 (Firiendor)

エルミア島の東側に位置する。この地域の大半は森で覆われている。

エルミア島_フィリエンドール.png

アーケンベルクの街 (Arkenberg)

サーシャが幼少期を過ごした街。裏通りに闇魔術用品を扱う店が多く、治安はあまり良いとは言えない。アルムグレーンとは姉妹都市で交流が盛んである。エルミア島最大の商店街がある。

サモンベリー通り (Salmonberry Avenue): アーケンベルクの街最大の通り。通りを繋ぐための魔法陣があり、アルムグレーンのモーズレイ通りに通じているため、移動の魔法が使えない者でも容易に行き来できる。

 

・リヴァーモア書店 (Livermore Books)

・バーク&アトウッド食料品店 (Bark & Atwood Grocery Store)

・ハンフリー魔法帽子店 (Humfrey Magical Hat Shop)

・ロングフェロー魔法靴店 (Longfellow Magical Shoe Store)

・ガルブレイス宝石店 (Galbraith Magic Jewelry Store)

・ホーンズビー箒店 (Hornsby Broomstick Store)

・リリエンソールの鍋屋 (Lilienthal's Cauldron Shop)

・バートウィッスル魔法楽器店 (Birtwistle Magical Instruments)

・ラングフォード園芸店 (Langford Horticultural Shop)

ディリード通り (Dillyd Ally): サモンベリー通りの裏にある通り。特殊な用途の商品を扱う店が多く、闇魔術関係の店もいくつかある。

 

・ヴィーグリーズ&フレイ魔法古書店 (Vígríðr and Fray Old Magic Book Store)

・エアルドレッド拡張鞄店 (Ealdred Extensible Bag Shop)

・ソーンヒルの魔法薬問屋 (Thornhill Apothecary)

・リリーホワイトの羽根ペン専門店 (Lillywhite's Quill Shop)

・ベレスフォード魔導武具店 (Beresford Magical Weapon & Equipment Store)

・トリエステの宿屋 (Trieste's Inn)

・ファーニヴァル魔法道具店 (Furnivall Magic Inventory Shop): 

 ごく一般的な魔法道具から、かなり特殊な用途の魔法道具まで多種多様な魔法道具を取り扱うお店。店主のサイモン・ファーニヴァル (Simon Furnivall) による魔法道具の他、10名以上の魔法道具作家による魔法道具も販売している。販売だけでなく、ファーニヴァル氏含む魔法道具作家への作成依頼も受けつけている。

 サーシャがアレックス・エヴァーマインド (Alex Evermind) の名で作成依頼を受け付けているのもこの店である。

 

 

アルカブレミア空港 (Arcableuhmia Airport)

アーケンベルクの北東にある空港。想穹艇(魔法で動く飛行船のようなもの)が発着する。

リンドヴィズルの森 (Lindviðr Wood)

オコジョ、ウサギ、ハイイロギツネなどが生息。水辺が多い。サーシャの家はこの森の中にある。

フリーズルの泉 (Friðr Fountain)

リンドヴィズルにある泉。オーギュとサーシャはよくここに来て過ごしている。

青の森 (Blue Wood)

この森の木はすべて背の高い青の木で、動物たちも青い生き物だけが生息する。青く光る鳥、青いサソリ、ワームなど。

ドーミル湖 (Dormir Lake)

青の森にある湖。巨大なプレシオサウルスが1000年以上前から眠っているほかはいきものは見られない。サファイアの採掘地。

ブレングラズルの森 (Brenglaðr Wood)

他のすべての森に通じていて、人間は通り抜けることができないといわれている。生き物は少なく、小鳥や蝶が見られる程度である。

リウドラウグの森 (Rhiwdraug Wood)

凶暴な狼が潜むと噂される森。危険な動植物が多く生息する。オルトロス、グリム巨大蜘蛛、トロールキメラディオネアなど。森の奥には真っ黒い巨木だけが生えている場所があり、その木の実の中からはゾイサイトのかけらが採れるという。オーギュが人狼に噛まれたのはこの森である。

エルグレニアの森 (Elgrenia Wood)

トリエント、ペリュトン、アルラウネなどが生息する。

セデルグレニア魔法魔術学校 (Sœdergrenia School of Witchcraft and Wizardry)

もともとは地上に建てられた城である、セデルグレニア城が魔法で浮かべられ、学校として運営されている。アルムグレーンの街上空に存在している。

入学資格は、自力で城の門をくぐること。年齢制限はない。多くの学生は箒を使って門をくぐって入学するのだが、この入学資格のために他の魔法学校よりも1年生の平均年齢は高めである。

全寮制であり、入学すると、組み分けのための魔法陣によって4つの寮(フラムドレイク寮、アビスウォード寮、エルトヴルク寮、オルムグラシア寮)に組み分けられる。

学生本人の希望があれば、魔法陣が組み分けた寮から別の寮に変わることもできる。

また、学年が上がるときにも組分けの儀が行われ、魔法陣が各寮の適性を示す。ただ、ほとんどの生徒は、卒業まで適した寮が変わることはない。

この学校の教育は 杖を使った魔法が中心で、書や指輪の魔法についてはあまり教えていない。

オーギュは一時期この学校で魔法を学んでいた。(当時アビスウォード寮に所属)

アルムグレーンの街 (Armgren)

オーギュが幼少期を過ごした街。オーギュが幼少期を過ごした街。アーケンベルクとは姉妹都市。バークウィズ杖店には短いタイプの杖を求めて他の地域からも多くの客が訪れる。

モーズレイ通り (Mauðlay Avenue)

 アルムグレーンの街最大の通り。様々な店が立ち並ぶ商店街。

 サーシャとオーギュもときどきここに買い物に訪れる。

 

・ベーカリー・エルフィンストーン (Bakery Elphinstone)

・パティスリー・トルイユ (Patisserie Trouille)

・ピエール・ファータ (Pierre Fata)

・カフェ・オブリオ (Caffè Oblio)

・リストランテ・ディレッタ (Ristrante Diretta)

・魔法動物ペットショップ・ホークスビー (Magical Menagerie Hauksbee)

・ミラーのふくろう百貨店 (Miller Owl Emporium)

・ミステ・クロックフォードの洋装店 (Mste. Crockford's Robes for All Occasions)

・バークウィズ杖店 (Barkwyth Wand Store)

・イーリイ文具店 (Ely Stationery Store)

・ボーンズ魔法薬店 (Bones Magic Chemist's Shop)

・フランセル魔法雑貨店 (Francell Magic General Shop)

・エルズバーグの家具屋 (Ellsberg Furniture Store)

スリアンの森 (Sryen Wood): ケンタウロス、ユニコーン、ガルゲンメンライン、ドードー、ヤドクガエル、ヒンキーパンクなどが生息する。

Monokeros Order本部は、スリアンの森付近に存在するが、通常は見つけることはできない。

囁きの森 (Wood of Whisper)

霧に包まれた森。森の奥に行くほど霧が深くなる。レプラコーン、グリフィン、ルークロッタ、ホライモリなどが生息する。エインズワースきょうだいの家はこの森の中にある。

鏡の森 (Wood of Mirror)

ブラックドッグ、エント、ワイヴァーン、ジャバウォックなどが生息する。オーギュが収容されていたShárú Ar Mortの施設はこの近辺ではないかといわれている。

 

アトゴフの泉 (Atgoph Fountain)

鏡の森にある泉。水面は常に光を放っており、訪れた者の記憶を吸い取るといわれている。

リスウォード山脈 (Risswød Mountains)

フィリエンドール地方を南北に分けるように連なる山脈。フィリエンドール地方は、この山脈を境に北フィリエンドール、南フィリエンドールと呼ばれている。

 

エオルバート地方 (Eolbart)

エルミア島の南側に位置する。山岳地帯や荒れ地が多くを占めている。

エルミア島_エオルバート.png

ローゼンティアの街 (Lozentier)

エオルバート地方北東部の山あいにある街。宝石の採掘が盛んで、この街の人々の多くは先端に宝石のついた杖を使っている。この街では6つの宝石の他、ムーンストーン、サンストーン、フローライトなどの鉱物を使った魔法道具もよく用いられる。

この街では生涯魔法の鍛練をするのが一般的で、街の中心地にあるローゼンティア魔法アカデミーは、未成年者だけでなく多くの成人が通う。70歳以上でも8割の人がここに通うほどで、この街の熟達した魔法使いの多さに繋がっている。

テオル山脈 (Theor Mountains)

フィリエンドール地方とエオルバート地方、エオルバート地方とクロンヘイム地方を隔てる山脈。​

 

 

 

テオレル山 (Mount Theorell)

テオル山脈の中で最も高い山。

ルート・ガルディア (Rud Garddia)

テオレル山にある洞窟。ドワーフたちによって作られ、ドワーフたちが暮らしている。採掘場があり、さまざまな鉱石や宝石が採掘されている。

ヴォルファート山 (Mount Vohlfart)

テオル山脈にある火山。レッドドラゴン、ナイトメア、サラマンダーなどが生息する。ルビーの採掘地。

セーブルノア診療所 (Sebrenoir)

エオルバートにある、リンゼイ・ベラクアと二人の癒師による小さな診療所。開設当初はきょうだいのロイス・ベラクアもここで癒師をしていたという。(現在はShárú Ar Mort)

グラムトゥール川 (Glamtur River)

エオルバートの中央に流れる川。

イル・バグノールの街 (Ille Bagghknor)

エオルバート地方南東部の山間部にある街。住民の多くは山を洞穴状に掘って作られた家に住んでいる。古い魔法が多く残っていて、スタッフ状の杖を愛用する者が多い。ほとんどの住人がコウモリを飼っており、手紙の受け渡しをさせている。

ドワーフ族との交流がある。

イル・モルガニア魔法魔術大学 (Ille Morgania University of Witchcraft and Wizardry)

イル・バグノールにある魔法魔術大学。初等教育は行っておらず、高等教育のみである。高度な魔法教育を行っているが、危険性の高い古代魔法についても教えている。有能な癒師や闇祓いなどを多く輩出している一方で、悪名高い闇の魔法使いも輩出している。エルミア島の他地域からも多くの学生が通っている。

リズフェレルの森 (Risfehler Wood)

グラムトゥール川の近くにある、色々な種類の巨大昆虫が棲む森。アリ、ハチ、カマキリ、カブトムシ、毒蛾など色々な種類の巨大昆虫が生息する。

 

ロヴァルカザドール村 (Rovarcazador)

リズフェレルの森のはずれにある村。リズフェレルの森の巨大昆虫狩りが盛んで、ミードの産地である。

エリスローグ本部 (Elislauorg)

テオル山脈にあるエルミア島自治組織の本部。各地域からの代表者がここに集まっている。

 

 

 

 

レギアル山 (Mount Légear) 

テオル山脈にある山。封魔石の採掘地 (フォルスマギア採掘場 (Försemagia))があり、その付近では魔法を使うことができない。

クロンヘイム地方 (Cronheim)

エルミア島の西側に位置する。東部は森が、西部は平原が広がっている。

エルミア島_クロンヘイム.png

リチェリアの街 (Liczerja)

クロンヘイム地方東部の森の中にある街。建物は全て木の上にあり、徒歩で立ち入ることはできない。この街に住む者のほとんどは羽の生えた靴を履いて空中を移動している。

リチェリアの子供たちの多くは魔法学校に行くことなく、家庭で魔法を学ぶ。杖は使わず、指輪と魔法書を用いるのが一般的である。

リチェリアの住民は特殊な力を持つ者が多いことから、精霊の血を引く種族だと信じられている。住民の多くは子供時代に動物に変身する魔法を習得する。

エルフにはアダン・クウェンティア (Adan Quentiä) と呼ばれている。

 

クリスウォード湖 (Lake Kryszwód)

リチェリアの中心地にある湖。

 

リチェリア魔法図書館 (Liczerja Magic Library)

リチェリア中心地にある図書館。一般の書籍のほか、数々の魔法書が所蔵されている。

 

 

 

リチェリア魔法芸術大学 (Lizerja Magic Art University)

魔導絵画、魔術彫刻、音楽魔法などを学ぶための大学。エルミア島外から来る生徒も少なくない。

エル・クウェンティア (El Quentiä)

リチェリアの北にあるエルフたちが暮らす街。人間はこの街をノース・リチェリア (North Lizerja) と呼んでいる。

リフィード湖 (Lífið Lake)

リチェリアとエル・クウェンティアの中間あたりにある湖。マーピープルが暮らしている他、グリンデロー、ケルピー、ヒポカンパスなどが生息している。エメラルドの採掘地でもある。

ミルトロー農場 (Milltroe Farm)

リチェリアの外れにある農場。

ミート&ミルクエリア、ショコラエリア、プラントエリアに分かれている。

フィオルド・マルディシア (Fiórð Mardicia)

リチェリアの東の山間部にある街。様々な種族が暮らしていて、純粋な人間は少ない。最も多い種族はケット・シー。

マルディシアの流星痕 (Meteor trail of Mardicia)

フィオルド・マルディシア付近にあるクレーター状の大きな空洞。巨大隕石が落ちた痕だといわれていて、希少な鉱物が採掘される。

 

 

 

黄金の森 (Golden Wood)

エオルバート南部にある黄金色の森。フェアリードラゴン、サンダーバードなとが生息している。

ガルドゥールの街 (Galdur)

クロンヘイム地方西部の海岸沿いに位置する街。陸上にある東の区域はコスタ・ガルドゥール (Cósta Galdur)、海上にある西の区域はアルム・ガルドゥール (Armr Galdur) と呼ばれる。

この街のほとんどの住人は家屋ではなく所有する舟や方舟で暮らしており、場所が固定されているのは商店や公共施設がほとんどである。商店であってもその半数近くは場所が固定されておらず、海上で営業している。

 

メア・ガルドゥール/ガルドゥール海 (Meer Galdur)

ガルドゥールの街がある海。

スコラ・ガルドゥール (Skoła Galdur)

アルム・ガルドゥールにある魔法魔術学校である。触媒魔法や占い学の教育に力を入れている。

アルカ・シュクリウス病院 (Arcaa Sjukriuß)

アルム・ガルドゥールにある病院。

セレムタウル川 (Szellemtár River)

クロンヘイム地方とアークロア地方を隔てる川。エルミア島の中で最大の川で、非常に流れが強い上、危険な生物が多い。ピラニア、電気ウナギ、アリゲーター、ヒポカンパスなどが生息している。

アークロア地方 (Ærkroar)

エルミア島の北側に位置する。この地域のほとんどは年中雪で覆われている。

エルミア島_スレブルニア.png

スレブルニアの街 (Srebrnyar)

アークロア地方の、年中雪の降る地域にある街。建物はほとんどが離れていて道で繋がれてもいないため、知っていなければ街であることはわからないだろう。

この街での移動手段は専ら暖炉から暖炉への移動である。

この街付近では凶暴化した狼がしばしば人を襲うため、街に近づいた狼を退治するための部隊が配備されている。

 

ブルームワース魔導研究所 (Brumworthe Sorcery Research Establishment)

古の魔法から現在までの色々な魔法、魔法生物などについて様々な研究を行っている。研究所内の図書館はエルミア島の中で最も所蔵数の多い図書館であるが、利用できるのは研究員と附属専門学校の学生のほか、許可証を持つ者に限られる。

 

ブルームワース魔導研究所附属魔法専門学校 (Brumworthe Magic Institute)

魔導研究所附属の魔法専門学校。初等教育から高等教育まで幅広く行っているが、特に初等教育に力を入れている。スレブルニアの街から通う生徒が多い。高等教育では、研究所の成果を取り入れた複雑な魔法陣やルーンに関する授業が有名である。

 

イルブリアントの森 (Ilbhliente Wood)

年中雪に覆われた森。バンダースナッチ、狼、ユキウサギなどが生息している。

氷の山脈 (Glacier Mountains)

フィリエンドール地方とアークロア地方を隔てている山脈。年中雪に覆われている。

 

 

 

ハラル山 (Mount Halal)

氷の山脈で最も高い山。ビッグフット、ホワイトドラゴンなどが生息している。銀やダイアモンドの採掘地。

 

 

 

ヘルヴェート刑務所 (Helvete Prison)

ハラル山にある牢獄。

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