Shárú Ar Mortについて
※年齢はオーギュが14歳のときが基準。
Shárú Ar Mortが行っていること
闇魔術の研究だけでなく、人間と色々な魔法生物の交配、魔法生物同士の交配、特殊な魔法薬を使った人体実験など、色々な危険な実験を行ったり、様々な禁術を研究している。いわゆる純血主義ではなく、魔法使いであれば出自は問わないといった感じだが、非魔法族との交配は嫌う傾向がある。
魔力を持たない者は魔法族よりも下等な存在と見做しており、魔力を持たない者たちを捕らえて奴隷労働させたりしている。
Shárú Ar Mortの魔法使い
Shárú Ar Mortの闇の魔法使い (Dark Wizard) たちは、闇術師 (Dark Sorcerer) と呼ばれている。充分な能力が認められた者は、冥導師 (Dark Adept) と呼ばれる。
冥導師の中でも強大な魔力を持つ者は大魔導師 (Arch Sorcerer) の称号を与えられ、冥導師の中で高い決闘能力を認められた者は魔戦士 (Warlock of Dark Arts) の称号を与えられている。
Shárú Ar Mortでは、魔戦士 (Warlock of Dark Arts) の称号を持った者は弟子を取ることができる。一度に取れる弟子は一人だけである。
Shárú Ar Mort評議会
Shárú Ar Mort評議会は、13人のメンバーで構成され、議長は交代制である。
評議員になれるには、大魔導師 (Arch Sorcerer) の称号を持った者だけである。
Shárú Ar Mort評議会のメンバー
・ゲイル・スカイラー (Gale Laurence Skylar)
創設時のメンバーの一人。オーギュの師だった人物。ローレルの上のきょうだい。吸収、恐怖、拷問の魔法が得意。蛇語が話せる。得意武器はサイズ。外見上は20代に見えるが、闇の魔術により見た目を保っているため、実際の年齢はもっと上だと思われる。杖の木材はニレ、芯はヒュドラの牙。ローレルとともにカーマ (Karma) という名のナイトメアを飼っている。
・ローレル・スカイラー (Laurel Sylvian Skylar)
創設時のメンバーの一人。ヘーゼルの師だった人物。ゲイルの下のきょうだい。幻影、石化、拷問の魔法が得意。蛇語が話せる。得意武器は剣。ゲイルと同じく外見上は20代に見えるが、実年齢は不明である。杖の木材はヤマナラシ、芯はエキドナの尾。
・ヴェロニカ・フラメル (Veronica Flamel)
創設時のメンバーの一人。錬金術師。魔戦士。Monokeros Orderのエクレウス・ブラックとは学生時代に親友だったが、ヴェロニカが闇魔術に傾倒するようになってからは疎遠になり、今は絶縁状態である。得意武器は剣。31歳。
・アーヴィン・スプライス (Irvine Splice)
創設時のメンバーの一人。魔法生物学者。魔法生物実験場の責任者である。生物実験、人体実験を行う。杖の木材はシカモア、芯材はケルベロスの牙。得意武器は鎌。31歳。
・マギサ・コールドウェル (Magisa Caldwell)
創設時のメンバーの一人。降霊術師。魔戦士。氷の魔法に長けている。得意武器は斧。34歳。
・イヴァン・グレゴール (Ivan Gregor)
創設時のメンバーの一人。杖作り。砂の魔法と忘却術に長けている。61歳。
・レイフ・スティード (Ralph Steed)
魔法建築家。魔戦士。修復の魔法や岩石の魔法に長けている。47歳。
・モーリス・ウィングフィールド (Morris Wingfield)
魔法道具作りが得意で、特殊な封魔石やオーブなど移動に関わる魔法道具を作る特別な才能がある。36歳。
・リーシャ・カーライル (Lisha Carlyle)
魔戦士。人狼だが、変身を制御する能力を身に着けている。いつでも変身したり戻ったりすることができ、変身中にも意識を制御できる。粉砕の魔法に長けている。杖の木材はクルミ、芯材はグリムの牙。得意武器はファルシオン。27歳。
・ナタリア・タウンゼント (Natalia Townsend)
ハーフヴァンパイア。占星術師。魔戦士。開心術に特別な才能がある。拷問や支配など精神に作用する魔法に長けている。杖の木材はキンヨウボダイジュ、芯材はドラゴンの心臓の琴線。得意武器はナイフ。年齢不詳。
・ロイス・ベラクア (Royce Belacqua)
魔法薬学者、癒師、獣癒師。リンゼイ・ベラクアのきょうだい。得意武器は剣。34歳。
・フィンリー・アスリエル・バロウズ (Finley Asriel Burrows)
火属性の半精霊。マグル処理場の管理者。変身術に特別な才能がある。火矢の魔法を好んで使い、悪霊の火を巧みに操る。得意武器は弓とシミター。杖の木材はマツ、芯材は不死鳥の尾羽根。コカトリスに変身できる。24歳。
・カミラ・スコーズビー (Camilla Scoresby)
召喚士。頭に動物のような角がある。触媒魔法が得意で、特に植物と自然の魔法に長けている。得意武器はソードクラブ。21歳。
弟子たち（右は闇術師になってからの姿）
・フェアリエル・スノーデン (Feariel Snorden)
リーシャの弟子。ハーフエルフ。後に評議員に。
・ロビン・リドゲート (Robyn Lydgate)
ヴェロニカの弟子。
・ショーン・ロット (Shawn Lott)
レイフの弟子。
・アーマ・グリーズル (Arma Grizzle)
ナタリアの弟子。ディルロウグ族。後に評議員に。
・ルディ・ノールズ (Rudy Knolles)
マギサの弟子。
・ノヴィ・ハープーン (Novae Harpoon)
エマの弟子 (オーギュがShárú Ar Mortにいたときにはまだいなかった)
・ブルック・ワリントン (Brooke Warrington)
アランの弟子 (オーギュがShárú Ar Mortにいたときにはまだいなかった)
その他のShárú Ar Mort関係者
・アビゲイル・グレンジャー (Abigayle Granger)
Shárú Ar Mort創設時のメンバーの一人。他者の夢の中に入り込む、〝夢魔法〟を編み出したが、ある日夢の中で殺され、死亡した。学生時代、ヴェロニカ、アーヴィンらとともにアムリタの集い (Amrita Meeting) を開き、色々な魔術の研究をしていた。
・サルヴァドール・シュヴァリエ (Stéphan "Salvador" Chevalier)
闇祓い。当時廃れていた武器と魔法を併用した戦闘法を復活させ、一部に広めた。Monokeros Orderの創設者クロード・リコルネの友人であり、Shárú Ar Mort創設時のメンバーの一人アビゲイル・グレンジャーの友人でもあった。消息不明。
・エマ・グリーソン (Emma Gleeson)
Monokeros Orderの総導師長サラ・グリーソンの子。魔戦士。得意武器は大剣。17歳。
・アラン・グリーソン (Alan Gleeson)
Monokeros Orderの総導師長サラ・グリーソンの子。魔戦士。得意武器は大剣。18歳。
非魔法族処理場
Shárú Ar Mortは魔力を持たない者を捕らえて奴隷労働をさせているが、働けなくなった者はここで殺される。ハーフヴァンパイアであるナタリアが食事をするための場所でもある。
Shárú Ar Mort実験記録の切れ端
6月6日: 吸魂鬼〈ディメンター〉の血を注入する試験を行った。成功したと思われたが12時間後に被験者死亡。
（別の人物による書き込み: ディメンターの血とは？ディメンターに血などあるのか？）
（ナイジェルの付箋：ディメンターの血が何を指しているのか不明ですが、何らかの方法でディメンターから何らかの物質を抽出したと考えるのが自然でしょう。）
Shárú Ar Mortの実験生物
アーヴィン・スプライスは色々な魔法生物を交配するなど、生物実験を繰り返していた。以下はアーヴィンがよく連れていた実験生物。
・プシュケー (Ψυχή/Psyche): KBB-22
・フォルテ (Forte): KHO-19g
・リーザ (Líða): KHM-24n
Shárú Ar Mortの研究
・分霊交換 (Socius Animas)
複数の人の間で魂を交換することで、交換した全ての人が死ななければ完全に死ぬことがなくなるという闇の魔術。
・重層分霊術
複数の人の魂を一つの物に閉じ込める闇の魔術。